テクノクリエイティブ社員

  • “リーマンショックが人生を見つめ直す要因に”

     前職は建築業界でガラス施工職人として働いていて、頭使うより筋力を使う仕事を行っていました。高校卒業後に浪人する事も考えたのですが、半年経った頃にガラス屋を営んでいる知人から誘いがあった為その道に進みました。職人として熊本県内の建物のガラスは結構入れてきましたね。
     そこからIT業界に新規一転で転向するに至った一番の要因はリーマンショックの影響でした。 というのも、建築業界はリーマンショックの煽りを非常に強く受けまして、お客さんが建物を建てる資金がない以上、自分の仕事もない状態が続きました。給与形態が日給月給制だったので、月の半分が休みにもなるとまともな給料が貰えないんですよ。
     このままではいけないと転職を考えた時に、人と関わる事や話す事が好きだったので営業をしてみようかなと。 ただ、今まで縁がなかったパソコンスキルが必要になると思ったので、スキルを磨く為に当時のテクノクリエイティブが行っていた職業訓練を受けました。
     そこで励んでいた所、「いま営業を探しているから受けてみたら?」とお声を掛けて頂いたので応募した次第です。 その為、ITやものづくりに興味が元々あった訳でもなく、入社するまで何の会社かも分かりませんでしたね。
     ただ、前職に比べて営業はやればやるほどお金になる実感があり、「やってやるぞ!」という気概に満ちていたので、入社後知識的な部分は貪欲に吸収していきました。 その中で一番苦労したのは、職業訓練で最低限抑えたつもりだったビジネスマナーやヒューマンスキルでした。会社という組織としての大変さを目の当たりにしたので、まずはそこに慣れる事から始まりました。

    “「お前に営業は向いてない」と言われてからの決死の飛躍”

     実は入社して一ヶ月経った頃に、社長から「お前に営業は向いてない。現場で働け」と言われてしまいました。一度は退職も考えたのですが、家庭の事情もあったので思い止まり「現場で一から勉強してまた営業として這い上がってやる!」というような思いを新たにした旨を社長にお話ししました。
     ちょうどその頃、関連会社に新卒が入社してきたので、だったら半年間新人と一緒に営業研修を受けてみろ、という事になりました。そこで我武者羅に頑張った結果、現場に行く話はなくなり、1年間他部署で経験を積み、今のソリューション事業部に所属する事になりました。
     配属後1ヶ月ほどで大阪に出張へ行くようになりましたが、その頃に上司から大阪を担当するように指名され、大阪でいちから営業先の開拓を始めた次第です。その後も名古屋営業所の立ち上げも任せて頂き、関西・中部の責任者を担うようになりました。
     今思えば一番苦労したのは、大阪に移動してからの最初の2年間でしたね。 大阪営業所を一人で立ち上げる事になって、立派なオフィスを借りて貰うなど会社からの期待を背負っていましたので、意気込みは十分ありましたが「失敗したらどうしよう」という不安もあり、相当なプレッシャーでした。 勿論、部長や上司はいますし相談や報告は出来るんですが、物理的な距離として近くにはいません。実際に行動するのは自分だけだった苦労しましたね。でも、どっちかというと苦労が好きなので、忍耐力と気合いで乗り越えました。
     この時はテレアポをしたり、建物の上から下までかたっぱしで飛び込み営業をするのは勿論、その他にもハローワーク等への求人募集、面接等の人事、労務管理等、全部マルチでなんでもやっていましたね。
     面接対応などは、自分のような役職のない20代の新米が40歳や50歳の方の面接を行うことになるんですが、そこで背伸びをして自分を大きく見せても相手に見抜かれてしまうだけなので、謙虚に対応するようにしていました。 また、面接のポイントとしては、技術的な部分は基本を確認する程度に留め、人間性を注視していました。この人は現場で迷惑かけないか?協調性があるか?等を一番注目して採用する事を心掛けていましたね。

    “営業統括マネジャーとしての立場から…”

     今は現場の最前線での営業活動からは退き、営業統括マネジャーとして、第一線で働く営業社員を統括して管理させて貰っています。
     目の前の事を追いかけたりお金を稼ぐ事に注力していたいち営業の頃とは違って、今度は一緒に働く方の環境づくりという視点を持つようになりました。 部下を四六時中管理するのではなくある程度責任を委ねつつ、エリアマネージャーや営業だけではなく現場で活躍する技術者の方々にとって働きやすい環境を整えていかなければと思っています。上の人から見たらまだまだだとは思いますが、今までの経験を経て視野が広がってきたなと思います。
     また、今のテクノクリエイティブはお客様のお手伝いをする事ばかりなので、それも過程としては大事なのですが、将来的にはテクノクリエイティブとして世に出せる製品を数多く作っていきたいです。一部の特定の人、企業が知ってるというよりは、一般の方にもテクノクリエイティブという企業の存在を知って頂けるようになれば最高ですね。

    “自由な社風だからこそ伴う責任がある”

     昔はアットホームでしたが、社員数や事業も拡大し、今は良い意味で組織化体制が整い始めた変化を感じています。 変化はあるものの、元々が社長や専務の考え方一本のワンマンではない自由な社風なので、自由に伴う責任を持って会社の求めている事にきちんと応えていれば色んな事にチャレンジさせて貰えます。
     今直面している課題としては、人が増えて経験や社歴が浅い方々が増えてきたので、そんな社員たちの育成ですかね。
     その他には派遣から受託・請負の仕事が多くなっていく中で気持ちが抜け切れていないのか、現場の社員自身がまだ派遣の働き方で考えている人が多いのも課題かなと思っています。 派遣では指揮命令者がいて、言われた事をやるだけなんですが、請負はそうはいかず、全て会社の責任になります。そんな風に請負と派遣では責任が違うので、現場で働く人の意識改革や成長が必要だと感じています。
     会社としても現場を任せる人は責任感がある人でないと任せられないですので、言われたことしか出来ない人自身が変わる意識を持たねばなりませんし、それを会社が促していく必要もあると思います。

    “興味を持った分野には積極的に取り組む!”

     営業志望の方で一緒に働くなら、明るく元気で能動的な人と働きたいですね。そこに根性もあればよりいいかと思います。必要な知識などは後からでもつきますので。
     営業については、とにかく行動が出来て、受け身にならない人が良いですね。人と会うのが好き、喋るのが好きな人は向いています。学生時代は接客やスポーツなど人と関わる事に取り組むといいと思います。やらないで失敗するくらいなら、やって失敗した方が良いです。その失敗から学ぶことが大事。行動しない人は失敗という経験すらも積めないですからね。今の内からアグレッシブに動いて行動出来る人になって下さい。
     技術志望の方は、常に最新のITの動向やトレンドに興味を持つ事が大事だと思います。逆に今そういうものに興味を持てない人は向いてないかなと思いますね。ITについては人一倍マニアックになる位がいいです(笑)
     ただ、その思いだけではなく、知識スキル:4、コミュニケーション:6くらいの割合で、学生の内はコミュニケーション能力の方を伸ばして欲しいと思います。これより先の将来、AI技術がどんどん発達していくと、もしかしたらプログラマーさえいらない世界が来るかもしれません。そうなった時に、機械的に行われる処理ではなく、人の感情の機微を読み取れる人間ならではの強みこそが必要になってくると思います。