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Crosstalk
#02

製造職って
こんな仕事!
~ 若手社員に聞く未来への可能性 ~

半導体製造装置や自動車など、機械分野を中心とした製造業に携わる製造部門では、どんな仕事をしているのか。
入社一年目・二年目の若手社員に、
働く環境や現場の様子、さらに「やりがい」ついて、クロストーク形式で語ってくれました。

フィールドエンジニア
2020年度入社 / 経済学部 経済学科卒

熊本の生産拠点に勤務。半導体製造の土台となる円盤「ウエハ」を研磨・洗浄する専用装置の製造工程を担当。ウエハ表面の凸凹が平行になるように整えながら、起動する際の位置や高さなどを調整していく。

フィールドエンジニア
2021年度入社 / 情報工学部 情報通信工学科卒

熊本の生産拠点に勤務。半導体装置の始動テストを主に担当。できあがった装置に電源を入れて最終テストする環境に接続し、ウエハが正常に動くか、細かい調整をしながら出荷前の不具合の有無を確認する作業。

フィールドエンジニア
2021年度入社 / 社会環境学部 社会環境学科卒

熊本の生産拠点に勤務。半導体製造装置に組み込むウエハを搬送するロボットを起動させ、ウエハへのダメージを最小限に抑える位置に移動させ、機械の微細調整をする作業を担当。ロボットがきちんと動くか確認するのも仕事のひとつ。

テクノクリエイティブの製造職(フィールドエンジニア)を志望した理由は?

増永

文系でも製造職の仕事ができると会社説明会で話を聞いて、興味を持ったのがきっかけです。
「未経験の方も多いし、文系でも大丈夫ですよ」と、こちらの質問に対して丁寧に対応してくれたことも印象に残っていますね。就活先が営業職ばかりで、自分が求めている仕事と少し違うなと思っていた矢先での出会いでしたので、文系でも製造職に就けるのは魅力だなと感じ、テクノクリエイティブに就職したいと思いました。

仙頭

僕の場合はちょっと特殊です。大学時代に接客業の経験があったことから営業職を志望していたのですが、就活で落ちてしまって…。どうしても諦めきれず、ここで働きたいと、もう一度自分から連絡しました。
あまり前例にないそうですが、なんと採用担当の方から返信がきて、話をする機会をいただいたんです。なぜダメだったのか教えてもらうと同時にテクノクリエイティブの営業職を目指すなら現場を知った方がいいと思いがけない方向に進み、製造部門に入社が決まりました。
コロナ禍という厳しい状況の中、就活で重視していたひとつが企業の人柄でしたから、声を掛けてくださったことは大きいです。ここで働きたい!と強く感じました。

有吉

僕も仙頭くんと似たような考えですね。
「人の要望に応えるエンジニアの仕事をしたい」と大学時代に思い描いていたことから営業職に就きたいと最初は考えていたんです。そのためには、やはり現場を知るという経験が大事だなと。
特にエンジニア業界は専門言語も多く、知識がないと説明できないし共感してもらえません。現場を知った上で提案ができる、そんな営業職を目指すためのステップアップとしてフィールドエンジニアという仕事を選びました。

実際に入社してみて、働く環境はどうですか?

増永

工場勤務だから、業務も大変で先輩から怒られるような厳しい現場だと入社前は覚悟していました。
でも僕が配属されたチームには怒鳴る人は全くいないし、現場の雰囲気がとても穏やか。入社したばかりで右も左も分からない、そんな自分に対して先輩方がやさしく接して教えてくれたのは嬉しかったですね。注意するときも言葉を選んでくれて……すごく気遣いを感じましたし、安心して仕事を覚えられる環境だなと思います。

仙頭

僕は逆パターンだったかも(笑)
とても丁寧に教えてくれる先輩から学びましたけど、業務内容を間違えたらしっかり怒られる、この繰り返しで仕事を覚えました。むしろ本来なら研修生という立場で見学だけのはずだったのに、機械に触って実際に手を動かすところまでやらせてもらえたりして。失敗するたびに怒られましたけど、根気強く教えていただいたおかげで、かなり短期間の内に仕事を覚えました。

有吉

配属先によってけっこう違いますね。
僕の現場は「わからなかったら聞いて」のスタンスで2人の先輩から仕事を教わりました。全体の流れを把握しながら少しずつ作業を覚えていく感じですね。現場を覚えるためにメモを取って、入社時に配られたノートに学んだことをまとめています。

増永

入社した人が全員もらうノートですよね。僕も自分の仕事内容を書いて整理しています。
最初の頃は何もできず突っ立っている状態だったので、もう言われたことを全部書いていました。
感覚的な部分を使う調整作業がメインですけど、忘れちゃいけない大事なところはしっかり書いて見直すようにしています。

有吉

新卒者は1人ずつ配属先が違うから、同期と作業場が同じになることはなし。1人だからこそ先輩の下できちんと学べるのはいい部分だと思います。
直属の先輩に聞きにくいことも、長く働いている方が相談に乗ってくれますし。そうした人間関係の中で働けるのはありがたいですよね。

仙頭

僕が担当している現場は試験工程というチェックをする作業。
「正常に動いたら終わり」と甘く考えていましたが、自分たちの手を使って作業するから体力も必要で、思った以上に大変な仕事です。
先ほど増永さんがおっしゃっていた「工場=厳しい」というイメージは僕も現場に入るまで持っていましたが、新卒者でも意見を言いやすいという点では、新入社員が働く環境として良いと思います。

新入社員の研修はどんなことをしましたか?

仙頭

僕たち2021年度入社の新卒者は、オンライン社会人基礎研修自宅からのリモートで1ヶ月ほど受けました。

有吉

リモート研修が始まる前に研修用のテキスト教材とノートパソコンが1人1台ずつ家に送られてきて、教材を見ながら基本的なビジネスマナーを学びます。
他の部署も同じような流れですが、製造部門は他の部署より早く本社研修に入るのも特徴です。

仙頭

そうですね。社会人基礎研修を受けた後に1週間の本社研修が入るので、他の部署に比べて早めに実務が始まったという感覚はあります。

増永

僕は2020年度入社でしたので、リモート研修ではありませんでした。
本社で社会人基礎研修を1ヶ月間受けてから工場勤務がスタートという流れ。
研修では名刺交換や挨拶など、社会人としての基礎知識を学ぶので、こうした機会は貴重だなと思います。

有吉

研修が終わってもコロナ禍でなかなか出勤できないテレワークで対応中の部署もありますが、フィールドエンジニアの仕事は現場が基本。
業務連絡や社内コミュニケーションは対面です。とはいえ、簡単なパソコン業務もありますよ。

増永

パソコンを使った作業は、連絡事項の確認などメールチェックが主ですね。
実際に機械を動かしたときのデータを本社の担当者にメール送信するときに使います。

仕事を通じて感じる「やりがい」とは?

仙頭

僕らの仕事で携わっている半導体は、パソコンやスマホなどの機器に入っているもの。
暮らしの必需品になっているものを自分たちが作っていることを最近は特に実感しています。
自分たちが世界の縁の下の力持ちになっている、そういう「やりがい」はあると思います。

有吉

製造職って世の中からは見えない仕事だと思うんです。
自分自身、この仕事に就くまでは半導体が何に使われているのか知らなかったので。
見えないところで便利な暮らしを自分たちが支えているというのは、とても誇らしく思います。

増永

通常は2〜3人でチームを組むのですが、僕の配属先は他より人数が多くて5人体制。
人と一緒に仕事をする現場は、純粋に楽しいしやりがいを感じます。
それこそ最初の頃は失敗もありましたが、「最初はみんなそうだから」と声をかけてくれる先輩がいるので心強い。周りの方がサポートしてくれるからこそ、もっとがんばろうと思えます。

Message

ここが自慢!テクノクリエイティブで働く魅力

有吉

さまざまな職種を経験したいと思っている方にとって、テクノクリエイティブは魅力的な職場。
エンジニアといえばパソコンの前に座って作業するシステムエンジニアを想像される方も多いと思いますが、製造職に携わることでフィールドエンジニアという仕事を知ることができました。
現場の経験はこれから先のステージで役に立つし自信にも繋がります。ぜひ一緒に最先端の技術で未来を創りましょう。

仙頭

入社してまだ間もないですが、入社時に感じた人事の方や現場で活躍されている先輩方の人の良さは本物だと思います。
僕の場合は営業をやりたいと自分の意思を伝えたことで、営業職を視野に入れた「面倒みるから」という言葉をいただきました。自分の目指すものに対して決して確率がゼロではない、そういう意味でも社員一人ひとりの成長と未来を考えてくれる会社だと感じます。

増永

未経験者でもスムーズに業務を遂行できるのは、人の力が大きく影響していると思います。
工場勤務は専門知識や技術が必要とされる部分もありますが、テクノクリエイティブの製造職は先輩たちがしっかりサポートしてくれるので安心してください。
手に職がつくことでキャリアアップも期待できると思います。